この記事では、Python入門者向けの環境構築ツールである”Anaconda”と”VScode”について説明します。Pythonを初めて触れる方は読んでおいて損はなしです。すぐにPython環境構築したい方は、3章からどうぞ。
▼ Contents
1. Pythonとは

そもそもPythonとはなんでしょうか?Wikipediaには以下の記載があります。
Python(パイソン)は、汎用のプログラミング言語である。コードがシンプルで扱いやすく設計されており、C言語などに比べて、さまざまなプログラムを分かりやすく、少ないコード行数で書けるといった特徴がある
中略
標準ライブラリやサードパーティ製のライブラリ、関数など、さまざまな領域に特化した豊富で大規模なツール群が用意され、インターネット上から無料で入手でき、自らの使用目的に応じて機能を拡張していくことができる。
Wikipedia: https://ja.wikipedia.org/wiki/Python
正直、分かりづらい気がしますが、便利なツール(ライブラリ)が沢山用意されていて、ツールを使って自分で書くコード(文字列)を少なくできたり、高度な解析ができるプログラミング言語である認識でまずはOKと思います。
機械学習・人口知能開発に強いPythonライブラリ おすすめ7選の記事では、Pythonの人工知能開発におけるライブラリの紹介が記載されています。ライブラリのイメージを掴むには見ておくと良いです。
なお、Pythonを業務で使用している企業や分野は、
大企業ではマイクロソフトやアップルなどのパッケージソフトウェア企業をはじめ、Google、Yahoo!、YouTube などの企業も利用している[17]。また携帯電話メーカーのノキアでは、S60シリーズでPythonアプリケーションが動く[18]。研究機関では、NASA[17]や日本の高エネルギー加速器研究機構[19]でPythonが使われている。
適応範囲はデータサイエンス、Webプログラミング、GUIベースのアプリケーション、CAD、3Dモデリング、数式処理など幅広い分野に及ぶ。
Wikipedia: https://ja.wikipedia.org/wiki/Python
いわゆるGAFMA(Google(グーグル)、Apple(アップル)、Facebook(フェイスブック)、Microsoft(マイクロソフト)、Amazon(アマゾン))のような巨大IT企業でも使用されています。
また、最近のキーワードだと、人工知能(AI)や機械学習の開発ツールとして使用されている言語です。そのため、今後ますます需要がある言語のひとつで有るといえるでしょう。
そのため、汎用性が高く、需要も多いのでPythonを勉強する場合、Pythonの環境構築が必要です。
本記事では、Python環境構築のツールの一部である、AnacondaとVScodeを紹介していきます。
2. AnacondaとVScode
Python環境構築するには、以下の2つのツールのダウンロードと設定必要です。
「Anaconda」と「VScode」です。
よくわからない名前が出てきたと思うので、簡単に説明しておきます。
Anacondaとは
Anaconda(アナコンダ)とは、「データサイエンス」や「機械学習関連アプリケーション」のためのPythonおよびR言語用のディストリビューションです。必要とするライブラリを1つずつインストールする手間を省くことができ、データサイエンスや機械学習を行うための環境を即座に構築できます。
Anacondaは多種多様な開発および研究用環境構築ツールとして利用できます。
URL: https://www.ossnews.jp/oss_info/Anaconda
・データサイエンス—Jupyter、JupyterLab、Spyder、RStudio
・データ分析—Dask、numpy、pandas、Numba
・データ視覚化—Matplotlib、Bokeh、Datashader、Holoviews
・機械学習モデル作成—Scikit-learn、Tensorflow、h20、Theano など
簡易的に述べるのであれば、Python+便利ツール(ライブラリ)が入っていて、pythonを使う環境を簡単に構築できるパッケージです。
なお、個人用に限りダウンロードは無料です。
また、VScodeは
VScode(Visual Studio Code)とは
Visual Studio CodeはMicrosoftが開発したWindows、Linux、macOS用のソースコードエディタである。
カスタマイズ性が高く、テーマやキーボードショートカット、環境設定を変更できたり、機能を追加する拡張機能をインストールすることができる。
Wikipedia: https://ja.wikipedia.org/wiki/Visual_Studio_Code
簡易的に述べるのであれば、、Pythonのプログラミング方法に従い、自分でコードを書いたりAnacondaのライブラリを使用したりして、パソコンにお願いする実行内容(データ分析、データ解析など)を記述するツールです。
このようにパソコンへの実行内容を記述するツールを「ソースコードエディタ」といいます。ソースコード(パソコン実行内容の記述)をエディタ(編集する)です。
こちらもダウンロード無料です。
この2つをダウンロードし、初設定を完了すれば、Pythonの環境構築は完了です。
3. 環境構築(Windows10)
AnacondaとVScodeのダウンロード先は以下です。

環境構築の詳細は、バランよりも圧倒的に詳しい方々がいらっしゃるので、バランも参考にさせていただいた@manamanaさんのリンクを貼っておきます。
参考いただければ、ご自身のPCでPythonの環境構築ができると思います。なお、対応OSはWindows10です。
外部リンク (2020年01月15日に更新)
Python環境構築(Anaconda + VSCode) @ Windows10 【2020年1月版】
以下は、環境構築中に手間取った箇所を記載します。
>> スタートメニューからAnaconda3>Anaconda Promptを起動します。

>> # py37環境を作成(baseを複製する場合)
>> # py37環境を作成(pythonのみ入れて作成し、必要なライブラリはあとで追加する場合)
「py37」は任意の名前です。お好き名前にしてもらって大丈夫です。その後のコード記述の際に、「py37」と名前を入れ替えるのを忘れないでください。
4. 次回予告
環境構築ができたら、いよいよPythonを使っていきたいと思います。
print(”Hello world")
はやりません(笑)いきなり実践です。
次回からはデータ分析の前処理手法として、ライブラリの一つ”pandas”を用いたCSVファイルの読み込み方法【実践編】を紹介していく予定です。
よろしく願いします。
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